Treva は安価だし、インターフェースが簡単で良いのですが、やはり画素数 (96x72)が物足りないですよねぇ。
ところが最近、東芝の「ボイスバー」というデジタル音声メモのオプショ ンとして Trevaそっくりのカメラが発売され、画素数も352×288と大幅に増えてい ます。
このカメラはTrevaとコネクタの形状も同じで、 ななしのさんの 解析 により、ピン配列もプロトコルも非常に似ていることがわかりました。 そこで、私もさっそく購入してaJileにつないでみることにしました。
Trevaのときと全く同じハードウェア、画素数だけ変更したソフトウェアで 動かしたところ、画像らしきものは出るのですが、ところどころに画像のこな い部分がバンド状に現れてしまいました。Javaのソフトウェアの場合、ガーベー ジコレクタや他のスレッドが走るため、ソフトで作っているクロックがときど き止まって、そのときに画像が乱れてしまうようです。
そこで画像取り込みに入る前に強制的にGCを呼び、さらに1フレームを取 り込む間はスレッドの優先度を最大に上げるようにしたところ、画像の乱れは ほどんど現れなくなりました。ちゃんとした製品を作るときはハードウェア的 にバッファを持たせたほうが良さそうです。
DMR-C1で撮った画像です。
さすがTrevaの14倍の画素数です。 ただし、フォーカスがちょっと甘い感じです。
左がTreva、右がDMR-C1です。(奥は大きさ比較用のCFカード)
ほぼ同じ大きさですがDMR-C1にはシャッターボタンがあります。
ちなみに実売価格はTrevaは3500円くらい、DMR-C1は4500円くらいです。
(2002.4.16)
京セラのPHS用デジタルカメラ Treva は非常に安価で AAFぱ研と いしかわきょーすけ氏により詳しく解析 されているので、これをaJileのCPUに接続してみました。
電源と2本のI/Oを繋ぐだけで、あっけなく簡単に動いてしまいました。 aJ-100は3.3V動作ですからレベル変換なども不要です。
aJ-100の汎用I/OポートAにTrevaを接続して、取り込んだ画像をJ2ME CLDC API経由でネットワークに接続したパソコンに送り、そちらで表示を行なって います。
Treva で撮った画像は
こんな感じです。
(2002.2.21)